優しく対応してくれたことに感動しました

松田 結哉

  Mさんはいつもイオンモールの中を歩いて回ります。てんかんの持病があり、体調にムラが出やすい方で、歩いている時にも発作が起きる可能性があるため、ヘルパー2人体制で支援をしています。Mさんのその日の様子によっては早めに切り上げたりしますが、館内を歩いた後は喫茶店で飲み物を飲んで休憩し、お土産にドーナツを買って帰宅します。

ある日、ちょうど喫茶店で座ってアイスコーヒーを飲んでいる時に発作が起き、口に含んでいたコーヒーも服に吐き出してしまいました。その時、一緒に支援に入っていたヘルパーさんが拭くものをお店のカウンターに取りに行ったところ、店員さんがすばやく台拭きを用意してくれました。後から聞いた話によると、その店員さんは以前同じように発作が起きた際にもお店におられて、清掃スタッフを呼んでくれた事もあったそうです。

私はヘルパーになって日が浅く、その日初めててんかんの発作を見たため、戸惑ってしまいました。また、いつも通う事ですっかり顔馴染みになっていて、優しく対応してくれた事に感動しました。